BlueSky24’s diary

高齢出産について書くつもりが流産しちゃった

火葬

夏の終わりの日

朝、病院の霊安室

子供を迎えに行きました。

 

受付の方が、ナースセンターに連絡をされ

子供を産んだ時立ち会ってくれた

お世話になった看護師さんが

最後のお別れに来てくれました。

小さな棺、

というか書類整理の箱みたいな箱に

折り紙の鶴と、

布でお布団のようにしてもらって

まだまだ小さい小さい私の娘は

目を閉じていました。

綺麗な手をしてますね、と

看護師さんが産後すぐ見せてくれましたが

もう指先は乾いてしまって

あまり綺麗ではなくなってしまいました。

が、記念に

両親の指と娘の手を

写真に撮りました。

 

 

早くに火葬場に着きました。

胎児は朝イチの火力が弱い時間じゃないと

骨が残らなかったりするそうです。

その日は雨。

買っておいた夏の花を

娘の小さな棺に並べました。

お花がお顔よりずっと大きい。

 

時間になって

申し込み、支払いを済ませて

火葬する場所は案内され

5分ほど、

最後のお別れの時間をもらいました。

私に貴重な体験をさせてくれてありがとう。

ちゃんと育ててあげられなくてごめんね。

いつか私が死んだ時

今まで見送った動物たちと一緒に

私を迎えてね、とお話しました。

 

箱のまま 自動で扉が閉まり

20ー30分後にお呼び出ししますので

それまでお待ち下さい、とのこと。

呼び出しが1番で入りました。

焼け残りは、ほとんどが灰。

大きな骨は目視でよく分からなかったです。

つまめる骨がなかったので

担当者がチリトリのようなもので

灰を集めて、骨壷に納めてくれました。

その時、コツンという音がしたので

一欠片だけ、骨がのこったようでした。

小さかったからね、

よく残ってくれた。

 

お骨になってやっと

うちに連れてくることが出来ました。

生きて

連れてきて

子育て奮闘するはずだったのにな。

納骨するか、このままウチに置くかは

まだ決めてません。

 

火葬は、葬儀屋を通しませんでした。

病院が出してくれる死亡診断書をもらい

それを役所に持っていき

火葬場の予約を入れた上

火葬許可証を申請しました。

書類発行は無料。

火葬費用は胎児なので2400円。

病院での保管費用もかからなかったので助かりました。

自分で用意した骨壷 1800円ほどと合わせて

5000円以下で火葬出来ました。

 

冬に出産予定でしたが

夏に全てを終えました。